出世の石段で有名な愛宕神社。
仕事運を上げたい人に特に人気のある神社で知られています。
そんな愛宕神社までのアクセスや出世の石段の登り方や降り方。
そして御朱印やご利益についてご紹介していきたいと思います。
さらに先日参拝してきたら、工事中でだいぶ様変わりしていました。
その様子もこちらでお伝えしていきたいと思います。
愛宕神社までのアクセス
こちらでは出世の石段を登る場合と、石段を登るのが難しい人に向けてエレベーターを使う場合の2通りご紹介します。
【A】出世の石段を登るコース
①まず、日比谷線神谷町駅3番出口を出ます。
②そうしたら、ぐるっとUターンする形で進みます。
③そのまままっすぐ進みます。
④そして一つ目の信号の横断歩道を渡り、右へ曲がります。
⑤そのまま進むと、愛宕トンネルが見えてくるのでそこをくぐります。
⑥トンネルを抜けてさらにまっすぐ進み、一つ目の交差点を左に曲がります。
⑦そのまままっすぐ進みます。(2024年5月時点では工事中でした)
⑧そうすると、左手に愛宕神社の赤色の大鳥居が無事に見えてくるので、無事に到着です。
【B】エレベーターを使うコース
神谷町駅を出て、Uターンし一つ目の信号まで進むところ(③)までは同じです。
④そうしたら、1つ目の信号で横断歩道は渡らず、右に曲がります。
⑤そのままますぐ進み、愛宕トンネルをくぐります。
⑥愛宕トンネルを抜けると、すぐ右手に愛宕山エレベーターの看板が見えてきます。
⑦そこを奥に進むと、エレベーターがあるのでそちらで上まで上がります。
⑧エレベーターを上がると橋があるので、そこを渡ります。
⑨橋を渡ると、NHK放送博物館が見えます。
⑩右に曲がって進んでいくと愛宕神社へ到着です。
境内の左側から愛宕神社へ入っていく形になります。
A.Bともに日比谷線神谷町駅から7分くらいで愛宕神社に到着しますよ。
出世の石段の登りかたや由来は?出世の石段はくだってはいけない?
愛宕神社には急な石段の「男坂」と、緩やかな石段の「女坂」の2つの石段があります。
愛宕神社で有名な出世の石段ですが、それはこちらの男坂になります。
右の狛犬側には緩やかな石段の女坂があります。
まずは「出世の石段」(男坂)の由来から。
江戸三代将軍である徳川家光公が、通りがかった愛宕山に咲いていた梅を取ってまいれと命じられました。
しかも馬に乗って。
写真を見てもらってもわかる通り、愛宕山はかなりの急な坂。
誰もがおじけずいていた時に、パカッパカッと登り始めた者がいました。
その人物の名は、曲垣平九郎(まがき・へいくろう)
無事に梅が家光公に献上され、平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられたとのことです。
ちなみにこの梅は将軍梅と名付けられ愛宕神社の境内にあり、時期になると綺麗な梅の花を咲かせてくれますよ。
この急な階段を馬で登ったなんて、信じられないですよね。
家光公の馬で梅をとってこいという命令もかなり無茶振りな気がします(笑)
今まで名前を知られなかった人物が、一気に全国にその名が知られたなんてまさに大出世。
地下アイドルが一夜にして国民的アイドルになったような感じでしょうか。
そんなご利益がありそうな出世の石段です。
まずは愛宕神社の出世の石段ですが、登り方と降りかたについて。
先程お伝えした通り、出世の石段の由来があるのは「男坂」
せっかく登るのであれば、ご利益がある方が嬉しいですよね。
ちなみに愛宕神社の公式サイトには記載されてはいませんが、登るときは「男坂」
降る時は「女坂」という説があるようです。
「出世の階段を降る」という事が縁起が悪いという考え方があるようですね。
私は男坂を登るのも降るのも両方したことがありますが、降りはかなり急なので手すりをつかまりながらでも少し怖いです。
そういった意味でも、降りは無理せず女坂でもいいのかなと思います。
もちろん、無理せずご自身が通りたい方を選んでくださいね。
今回は登りは「男坂」。
降りは「女坂」のコースでご紹介させていただきますね。
【愛宕神社の出世の石段の登り方〜男坂】
男坂の階段は86段。
アクセス案内の途中で愛宕トンネルが出てきましたが「愛宕山」というくらいなので本来は山なんですね。
愛宕山は23区内の天然の山の中では1番の高さ。
その高さは標高25.7mにもなります。
三角点も境内にあるとのこと。
石段ということと段差はかなりあるので、ヒールやすべりやすい靴はNG。
履き慣れているいるスニーカーや、ぺたんこの靴で行かれることをおすすめします。
特に雨が降って濡れた時は滑りやすいので、余計に注意が必要です。
手すりもあるので、つかまりながら、そして休憩しながらゆっくりマイペースで登りましょう。(こちらは昔の写真なのでうまく写らずすみません)
ゆっくりで休みながらでも、登り切ったら私は少し息切れがしました。
やっと登ったとほっとしますよ(笑)
余談ですが私は服装はロングスカートで登りましたが、5月にも関わらず脚を蚊に数カ所刺されてしまいました。
気になる人は、ズボンか虫除け対策をした方がこの時期はおすすめです。
【愛宕神社の出世の石段の降り方〜女坂】
女坂は出世の階段を登った右側になります。
境内の右側には鯉が泳いでいる池があるので、右方向へ進みます。(写真中央に見えるの白い建物が「山の上の茶屋」というお食事処なので、そちらの方向へ)
池の手前の方の道を進みます。
進んでいくと短い階段があるので、降って右手側を向くと女坂が見えます。
こちらが、女坂になります。
男坂とは違い、かなり段差が低いですね。
石段自体はその分少し長いですが、息切れもせず楽に降りれますよ。
愛宕神社はどんなご利益があるの?
愛宕神社は1603年に徳川家康将軍の命により、江戸を火事や天災から守るため、愛宕山の頂上に建立されています。
【主祭神】火産霊命(ほむすびのみこと)〈火の神〉
【配祀】罔象女命(みずはのめのみこと)〈水の神〉
大山祇命(おおやまづみのみこと)〈山の神〉
日本武尊(やまとたけるのみこと)〈武徳の神〉
将軍地蔵尊・普賢大菩薩(ふげんぼさつ)
【境内末社】太郎坊神社、福寿稲荷神社、弁財天舎、恵比寿大黒社
境内にも神社がたくさんあるので、そちらも参拝するのも良いと思います。
♦︎ご利益について♦︎
- 火に関するもの、防火、防災
- 印刷・コンピュータ関係
- 商売繁昌
- 恋愛、結婚、縁結び
やはり出世の石段が有名なので、見ているとお仕事に関して運気を上げたいという人々の参拝が多い気がします。
愛宕神社の参拝の仕方と境内の案内・現在は工事中
まず、出世の石段を登り切ると見えるのが一の鳥居。
そちらをくぐります。
一の鳥居をくぐると手水社(ちょうずしゃ)が左側に見えるので、こちらで手と口をお清めしましょう。
綺麗にしたら赤い丹塗りの門が正面に見えるので、そちらをくぐります。
くぐると正面に社殿が見えるので、こちらでまず参拝します。
主祭神である「火産霊命(ほむすびのみこと)」を祀る社殿になります。
火にまつわる災厄よけや防火・防災。
印刷・コンピューター関係、商売繁盛、恋愛・縁結びなどのご利益がありますよ。
社殿の少し手前には「招き石」がただずんでいます。
こちらの招き石は、なでると福が身につくといわれています。
今までたくさんの人になでられてきたので、なでられた部分がツルツルになっています。
良かったらこちらもなでなでしてみて下さいね。
社殿を参拝し、右側へ進みます。
上の写真の右側は社務所、そして左側の奥にはさらに神社がまつられています。
奥に入ってみると左から太郎坊神社、福寿稲荷神社、大黒天社がずらっと並んでいます。
・太郎坊神社は猿田彦神(天狗様)を祭神とする末社。
猿田彦神は物事のはじまりに道しるべとなって、何事も良い方向へと導いてくださる「みちひらき」の神様として知られています。
みちをひらくことから、学業や仕事をいい方向へと導いてくれるというという神様とも言われています。
・福寿稲荷神社は宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)を祭神とする末社。
宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)は全国各地に数多くあるお稲荷さんで知られる稲荷神社のご祭神です。
左側が福寿稲荷神社になりますが、お稲荷さんがいらっしゃるのがわかりますでしょうか?
・大黒天社は大國主命(おおくにぬしのみこと)、事代主命を祭神とする末社です。
大國主命(おおくにぬしのみこと)は出雲に大国をつくった国づくりの神様です。
多くのご縁に恵まれたことから良縁祈願の神様としても知られています。
参拝後は社務所でお守りや御朱印をいただいても。
御朱印に関しては次の項目で詳しくふれますね。
そして赤い丹塗りの門の左側には将軍梅があります。
愛宕神社の由来でふれた、家光公が命じて曲垣平九郎がとってきた梅と言われています。
そして愛宕神社は現在工事中。
工事期間は令和4年(2022年)5月30日〜令和6年3月予定と記載されていますが、愛宕神社のHPを拝見したところ6月中旬まで境内の残工事が続く様です。
愛宕神社の整備計画はこちらになります。
お食事処も移動し「山の上の茶屋」という新しい茶屋がオープンしていました。
出世の石段は登り切ったら一休みしたくなるので、こちらでゆっくりするのもオススメです。
整備計画をみると、以前茶屋があった場所は催し物が出来るスペースが作られていたのでこちらも楽しみです。
「山の上の茶屋」については別ブログで紹介させていただきますね。
池の周りの神社や橋が新しくなっていたりと、完成が楽しみですね。
そして池の左側にある神社は弁財天社になります。
こちらは市杵島姫命(いきしまひめのみこと)を祭神とする末社です。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は絶世の美女とされ、商売繁盛、芸能、金運、勝負、豊漁、交通安全、五穀豊穣、海の神と言われています。
池の中には美しい鯉がたくさん泳いでいます。
優雅で華やかな気分にさせられますね。
そして境内には猫の姿もしばしば遭遇します。
愛宕神社参拝後は池の鯉や猫に癒されてみるのはいかがでしょうか?
愛宕神社の御朱印の値段や柄は?
愛宕神社の御朱印の価格は1,300円(御朱印代込み)
御朱印代は300円。
愛宕神社の御朱印帳の表面は、出世の階段の柄になっています。
出世の石段の前で比べてみましたが、本当にそっくりそのまま。
御朱印を眺めるだけでも運気が上がりそうですね。
御朱印帳の裏面は全体に楓の柄。
そして中心に徳川家の家紋(葵の御紋)の下に愛宕神社の文字が入っています。
御朱印をいただくには境内の右手側にある社務所にお願いし、番号札を渡されます。
御朱印が出来るまで、そのまま少々待ちます。
御朱印が出来たら番号で呼ばれるので、初穂金を渡し御朱印帳を受け取ります。
今回は平日11時半くらいで空いていたので、5分前後で受け取れました。
今回伺った際にいただいた通常の御朱印はこちらになります。
そして愛宕神社といえば6月に行われるほおづき縁日や、千日詣りが有名ですね。
愛宕神社には、ほおづき縁日限定の御朱印もあります。
ほおずきの印と「千日詣り・ほおづき縁日」の文字が押されています。
ほおづきの印がコロンとしていて可愛らしいですね。
ちなみにこのほおづき祭りが開催されている時期は、茅の輪が丹塗りの門に設置されます。
なぜ、千日詣りと言われているかというと、その茅の輪をくぐりお参りをすると千日分のご利益があるとも言われているから。
ほおづき縁日の際は、是非千日分のご利益をいただきに参拝してみてはいかがでしょうか?
そして、ほおづき縁日の際は境内ではほおづきも販売されています。
ちなみにほおづき縁日は浅草も有名ですが、始まりは愛宕神社とのことですよ。
ほおづき縁日などの行事の際はかなりの賑わいなので、人混みは覚悟して行かれるのをオススメします。
ほおづき縁日や年始など混雑する日は、御朱印の待ち時間もかかるので、参拝したら早めにお願いすると良いと思います。
15分から混んでいたら30分くらいは余裕を見ておいた方がいいと思いますよ。
是非、仕事運をあげたいという人は愛宕神社で出世の石段を登り運をつかんでみてはいかがでしょうか?
♦︎愛宕神社♦︎
【営業時間】
社務所受付時間 午前9時~午後4時まで。
※ご祈願は午前10時~午後3時まで。
【住所】東京都港区愛宕一丁目五番三号
【アクセス】東京メトロ日比谷線「神谷町」より徒歩5分
【TEL】03-3431-0327(社務所)
【お支払い方法】現金のみ
※掲載情報は掲載時のものになりますので、ご了承下さい。
愛宕神社の出世の石段を登った後の休憩には境内にあるお茶屋さん「山の上の茶屋」に行くのがオススメです。
よろしければこちらもどうぞ♪
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