みなさん、こんにちは。
神田明神近くに位置する「天野屋」は、甘酒の名店として知られています。
その歴史ある店舗とこだわりの味わいは、多くの人々に愛され続けています。
今回は、そんな天野屋の歴史や甘酒の製造過程、店内の雰囲気、実食レビューなど、詳しくご紹介します。
神田明神・天野屋の歴史とは?
神田明神の大鳥居そばにある天野屋。
天野屋は、江戸時代後期、1846(弘化 3)年創業の老舗です。
人気の甘酒の他にも「芝崎納豆」「江戸味噌」「久方味噌」などが有名な天野屋。
創業当初から、天野屋は甘酒や納豆、くず餅などの製造・販売を行い、地域の人々に愛されてきました。
天野屋の歴史を語る上で重要なのは、伝統と品質へのこだわりです。
創業以来、天野屋は代々その技術を受け継ぎ、変わらない味を提供し続けています。
特に、甘酒は江戸時代から現代に至るまで、その製法を守り続けており、その味わいは時代を超えて多くの人々に親しまれて続けています。
天野屋の店内の雰囲気
天野屋の店内は、古き良き時代を感じさせる落ち着いた雰囲気が漂っています。
木を基調とした内装は、どこか懐かしさを感じさせますね。
店内には、歴史を感じさせる調度品や装飾が施されており、まるでタイムスリップしたかのような気分に。
お店の外にもレトロな調度品がずらり。
また、店内には風鈴がたくさん並んでいて、涼しげな音色を演出してくれていました。
ゆったりとくつろぎながら食事を楽しむことができます。
天野屋の雰囲気は、何度でも足を運びたくなる不思議な魅力があります。
天野屋のメニューはどんなもの?
やはり、天野屋と言えば甘酒。
そして、甘酒にプラスしてお餅やくず餅を組み合わせた軽食メニューも。
甘酒は温かいものと冷やしたものと選べます。
私は今回「甘酒+ミニくず餅(4切)」(705円 税込)を注文してみました。
甘酒もくず餅も発酵食品で、健康にも良さそうなセットです。
そしてこちらが、甘味のメニュー。
白玉や・・・
あんみつ、みつ豆。
安倍川餅や磯部餅、お汁粉。
くず餅、ところ天、味噌おでん。
ちょっと小腹が空いた時に助かるメニューがたくさんあります。
そして夏の期間に人気の、かき氷の販売もされていますよ。
かき氷だけでも種類が豊富でどれにしようか迷ってしまいそう。
今度はどれを食べてみようかな?なんて、天野屋に何度も来る楽しみが増えますね。
天野屋の「甘酒+ミニくず餅」の実食レビュー!
お待たせの天野屋の「甘酒+ミニくず餅(4切)」の実食レビューです。
店員さんから、くず餅の方が甘味が強いので、甘酒の風味を楽しむには甘酒を先にいただくようアドバイスを受けました。
まずは店員さんおすすめの、天野屋の甘酒から。
甘酒は、冷たいものをいただきました。
天野屋の甘酒は一口飲むと、米と糀、塩だけで作られているため、添加物のない自然の味わいが感じられます。
甘さ控えめで、後味もすっきりとしているため、何杯でも飲みたくなる美味しさです。
体に優しい自然な甘さなので、健康にも良さそう。
麹のつぶつぶ感もありながら口当たりは滑らかで、ほんのりとした甘みが心地よいです。
飲むだけでほっとする気分になります。
アルコールを含まないため、お子さんも飲めるので家族全員で楽しむことができるのも嬉しいポイント。
さて、ここで天野屋の甘酒の作り方についてご紹介します。
天野屋の甘酒は、店内の地下 6mの土室(むろ)で手作りしているとのこと。
店の地下 6mにある天然の土室(むろ)は、2009(平成 21)年に区指定有形文化財に指定されてい ます。
この醸造室は、創業当初から使用されており、地下の安定した気温と湿度が、発酵食品である甘酒の製造に最適な環境を提供しています。
土室(むろ)の存在は、天野屋の甘酒が他店とは一線を画す理由の一つです。
他のお店との違いとして、天野屋の甘酒は、添加物を一切使用せず、自然の材料だけで作られている点が挙げられます。
米と糀を原料に、伝統的な製法で発酵させることで、甘酒本来の自然な甘みと風味を引き出しています。
甘酒は、日本の伝統的な飲み物であり、その歴史は古くから続いています。
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、その栄養価の高さから健康飲料としても注目されていますね。
美味しさだけでなく、健康にも良いだなんて一石二鳥ですね。
次にいただいたのは、天野屋のくず餅です。
くず餅は、きなこと黒蜜がたっぷりとかかっており、見た目からして美味しそうです。
くず粉を使って丁寧に作られたくず餅は、口に入れた瞬間にその滑らかな食感と優しい甘さが広がります。
きな粉と黒蜜の風味が、さらに味わい深く楽しめます。
一口食べると、もちもちとした食感が楽しめ、きなこと黒蜜の風味が絶妙にマッチしています。
もちもちとした食感と自然な甘さが、甘酒と一緒に楽しむのにぴったりです。
お口直しには、寒干したくわんが添えられています。
こちらも昔ながらの懐かしい味わいで、甘酒とくず餅との調和が取れて、とても美味しくいただくことができました。
天野屋の販売店の柴崎納豆と甘酒について
天野屋の隣には、甘酒や納豆を販売する店舗があります。
この販売店では、天野屋で作られた新鮮な甘酒や、くず餅、お味噌や柴崎納豆を購入することができます。
他には寒干したくわんなどのお漬物。
懐かしいニッキやハッカ味などの種類が豊富な飴たち。
こちらでは、甘酒と納豆を購入させていただきました。
販売店で購入できる甘酒は、店内で提供されるものと同じく、米、糀、塩という自然の材料だけで作られています。
お家に持ち帰っても、天野屋の味わいを楽しむことができるのが嬉しいポイントですね。
賞味期限は要冷蔵で2週間。
冷凍で1ヶ月です。
そして芝崎納豆のいわれですが、神田明神が現在のところに移された慶長のはじめ、その社の傍に「芝崎道場」と名付けられた、草庵があったとのこと。
この道場の寒暑忍耐の修行に供した五行珍味の中に《金含豆(こんがんず)》と称し、富貴延寿を祝福するといわれる穀種があり〝神に納める豆〟という意味からも、納豆に類するものものと目され、これが「芝崎納豆」の前身とのことです。
健康だけでなく、縁起も良さそうですね。
天野屋の柴崎納豆ですが、小粒でしっかりとした食感が特徴です。
柴崎納豆と一緒に入っている、からしを加えて混ぜると、さらに美味しさが引き立ちます。
今回はシンプルにネギとお醤油でいただきました。
甘酒も納豆も普段の普段の食卓に取り入れやすく、健康にもいいのでお土産にも喜ばれること間違いなし。
是非、神田明神の参拝の休憩やお土産の購入に天野屋へ寄ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、こちらの天野屋の商品はオンラインショップでも購入することが出来ますよ。
気になる人は是非チェックしてみて下さいね。
【まとめ】
神田明神近くにある天野屋は、その歴史ある店舗とこだわりの甘酒で、多くの人々に愛され続けています。
店内の落ち着いた雰囲気や、自然の材料だけで作られた美味しい甘酒とくず餅の美味しさは、一度訪れれば虜になること間違いなしです。
また、隣の販売店では新鮮な甘酒や柴崎納豆を購入することができ、お土産や自宅での楽しみにも最適ですよ。
ぜひ一度、天野屋を訪れて、歴史と伝統が詰まった美味しい甘酒を味わってみてくださいね。
♦︎ 天野屋♦︎
【営業時間】
[喫茶]
10:00~16:00
ラストオーダー15:30
[売店]
10:00~17:00
【定休日】
火曜日(祝日の場合営業)
海の日、8/10~8/17
【住所】
東京都千代田区外神田2-18-15
【アクセス】
JR中央線、総武線 御茶ノ水駅〈聖橋口〉より徒歩5分
京浜東北線・山手線 秋葉原駅〈電気街口〉より徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅(1番口)より徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅(B1出入口)より徒歩5分
東京メトロ銀座線 末広町駅 より徒歩5分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 より徒歩7分
【TEL】03-3251-7911
【お支払い方法】
現金
カード可
(AMEX)
電子マネー不可
QRコード決済不可
※料金など情報は掲載時のものになりますので、ご了承下さい。
天野屋へは神田明神の参拝後がおすすめです♪
コメント