巣鴨駅から庚申塚方面へ向かうとある、人気のお蕎麦屋があります。
ミシュランのビブグルマンに連続して選出されたお店。
それは、菊谷。
土日は特に行列必死の人気店です。
そんな人気のお蕎麦屋さん、菊谷へ伺ってきたので、実食レビューしたいと思います。
JR巣鴨駅から菊谷へのアクセス
JR巣鴨駅改札を出で、そのまままっすぐ正面口へ。
大通りに面するので、目の前の横断歩道を渡ります。
横断歩道を渡ったら右に曲がり、まっすぐ進みます。
しばらくそのまま進むと、巣鴨地蔵通商店街の入り口が見えるので、そのまま商店街に入って進みます。
そのまま歩くと、とげぬき地蔵で有名な高岩寺が右手に見えます。
そちらを通り過ぎ、ひたすらまっすぐ。
ほぼ庚申塚あたりまで歩いて行くと、目的地の菊谷さんへ到着します。
のれんの上に、まんまるの杉玉が飾られているのと、たいてい外にお客様が並んでいるのが歩いているのがわかるので、そこがめじるしです。
菊谷まで続く巣鴨地蔵通商店街には和菓子屋さんや、お茶屋さん、赤いパンツで有名なマルジなど。
たくさんのお店が連なっているので、そちらを楽しみながら歩くのもおすすめです。
JR巣鴨駅から菊谷までは、徒歩13分くらいが目安かと思います。
菊谷(手打ちそば)メニューは?
それでは、菊谷のお蕎麦やお飲みのもなどのメニューのご紹介をしたいと思います。
まずは、お蕎麦から。
【おすすめ】
・唎き蕎麦二種 1,400円(税込)
・唎き蕎麦三種 1,750円(税込)
こちらは産地や品種、割合の異なるもり蕎麦の食べ比べをすることが出来るメニューです。
【冷たいお蕎麦】
・並もり 900円(税込)※大盛りは1,200円(税込)
・吟(緑色の蕎麦の実を使用) 1,200円(税込)
・尭(ぎょう)(天日干し、長期熟成、希少な蕎麦の実を使用) 1,200円(税込)
・鴨汁そば(西崎さんの放し飼いの鴨肉) 1,850円(税込)
この菊谷で私が食べて欲しいと思う、お蕎麦のメニューは「唎き蕎麦三種」。
産地や品種が異なるお蕎麦が、3種類も一度に体験出来る楽しみが贅沢ですよね。
まずは、こちらをオーダーすることに決定。
温かいお蕎麦やお子様用の小盛りのお蕎麦、天ぷらのメニューはこちら。
お子様用のメニューを用意してくれるのは、家族連れのお客様にとって嬉しいサービスですよね。
私はこちらから「天ぷら盛り合わせ(姫)天然海老1尾、野菜等」 1,200円(税込)をオーダー。
そして、お酒のつまみや一品料理も。
生産地や生産者の人たちも一緒に記載されているのが安心感がありますね。
もちろん、日本酒のメニューも。
日本酒以外にも、ビール、ハイボール、ワイン、焼酎。
もちろん、烏龍茶やオレンジジュースなどのノンアルコールメニューも。
今回はランチだったので軽めにビールをと思い、「だいだいエール」900円(税込)をオーダーしてみましたよ。
飲み物の種類も豊富で、日本酒やビールの銘柄が今まであまり見たことがないものも多く迷ってしまいました。
巣鴨 菊谷の蕎麦はミシュランのビブグルマン連続選出店
まず、ミシュランのビブグルマンとは。
よく誤解されるのですが、ミシュランガイドは、「高級レストラン」だけのセレクションではありません。「豪華なレストラン」から「街の食堂」まで、幅広い価格帯で多くのユーザーが楽しめるレストランを紹介しています。
1997年「価格以上の満足感が得られる料理」として、ビブグルマンは登場しました。 価格帯は国ごとに設定されています。価格だけではなく、良質な料理であることは必須です。(ミシュランガイドから引用)
ミシュランの星とはまた違いますが、良心的で満足感があるお店とのこと。
気軽に行けるお店の中から選出されていると「私でも行ってみようかな」という気分になるので助かりますね。
ビブグルマン選出されたお店めぐりなんていうのも楽しそうです♪
そしてすごいのは、菊谷は一度ならず何回もミシュランのビブグルマンに選出されていること。
表の入り口には2016年〜2022年までの物が飾られていました。
連続でというのが菊谷の実力の凄さが伺えますね。
菊谷の行列はすごい、並ばないで食べる方法は?
先程お伝えした通り、巣鴨の菊谷はミシュランのビブグルマンに連続で選出されたお店。
その為、人気店なので普通に来店すると行列に並ぶことになります。
年々、並ぶ列が長くなっているのを感じます。
私が菊谷に到着したのは13時20分ぐらいでしたが、ピーク時を過ぎても外に6人ほど。
店内にも2、3人は並ばれていました。
昼のピーク時や、巣鴨では「4」が付く日には巣鴨地蔵商店街で市をやっている為、たくさんの人で賑わっているので、更に並ぶことになると思います。
そこで「並ばないでお店に入りたいな」という人は、昼コースの予約を取られるのがおすすめです。
ランチは昼コースで11:30開始の場合のみですが、2組様まで予約を取られているとのことです。
昼コースの価格は3,500円(税込)
夜も混むので、コースでの予約がおすすめとのことです。
夜のコースの価格は4,000円、5,000円、6,000円(税込)から選べます。
- お子様コースもあり、こちらの価格は2,500円(税込)
並ばずに入りたい、ゆっくり味わいたい時はコースがおすすめですね。
菊谷・ききそば実食レビュー!名店は美味しい
お蕎麦を待っている時にまず提供されたのがだいだいビールと、つけ合わせのキノコの軸。
「フタも可愛いんですよ」と店員さんがフタを置いていってくれました。
まんまるお目めのフクロウが可愛くて、癒されます。
こちらのビールは、茨城県産の「福来(ふくれ)みかん」とオレンジ風味のアロマホップ醸造されているとの事。
フルーティなビールで初めていただく味。
あまり見たことがないビールなので、飲み物のチョイスも菊谷さんのセンスとこだわりを感じます。
続いて、「天ぷら盛り合わせ(姫)天然海老1尾、野菜等」が目の前に届きました。
盛り付け方も綺麗で、上品。
海老、舞茸、長芋、うど、茄子、にんじん、椎茸、ジャガイモ、かぼちゃ、ししとう。
たくさんあって、どれから食べていいか迷ってしまいます。
天つゆでも卓上に置かれているお塩でも、どちらでもどうぞとのこと。
そして伺った日は4月13日なので、まだ春。
自宅では中々食べることがない、うどなど旬の素材を使った天ぷらもあったのが、私的には嬉しかったです。
海老は小ぶりですが、とても甘みがあって上品な優しい味。
椎茸はすごい厚みがあって、ボリュームもたっぷり。
まるでお肉のようなジューシーさ。
お蕎麦を待つ間も飽きることなく、天ぷらに舌鼓を打ちながら時間を過ごせました。
そしてお待ちかね。
菊谷の唎き蕎麦三種が到着です♪
まず。1枚目のお蕎麦。
こちらは「長崎五島列島の在来種」とのこと。
在来種の蕎麦とは、品種改良されていない、その土地で昔から栽培されている蕎麦とのこと。
力強く、風味が強いお蕎麦でした。
薬味には、わさびと大根おろしが添えられていました。
そして、2枚目のお蕎麦。
こちらは「益子産常陸秋蕎麦」とのこと。
蕎麦の香りが良く、味わい深いお蕎麦。
そして、最後の3枚目のお蕎麦です。
こちらは「茨城筑西産の緑だけ厳選された蕎麦」
メニューでは吟として提供されているお蕎麦とのこと。
雑味がなく、とても上品な味のお蕎麦でしたよ。
蕎麦と一言で言っても、それぞれ味も香りも違うので個性を楽しめました。
3枚の蕎麦が全て揃った写真がこちら。
1枚目が食べかけですみませんが、右下の3枚目のお蕎麦だけ少しグリーンがかっているのがわかりますか?
お蕎麦の食べ比べってすることが中々ないので、とても面白かったです。
食後はしっかり蕎麦湯もいただいて、体も心もあったまりました。
ちなみに、菊谷のご店主は趣味が高じて蕎麦屋を始められたとのこと。
蕎麦好きのご店主の想いがたっぷりこもった、お蕎麦とお料理を満喫させていただきました。
更に唎き蕎麦の内容は日によって変わるとのことなので「今日はどんな蕎麦が味わえるかしら?」という楽しみがありますよね。
巣鴨にあるミシュランのビブグルマンに選出されたお蕎麦屋さん、菊谷はセンスとこだわりを感じられる素敵なお店でした♪
♦︎菊谷の店舗情報♦︎
【営業時間】
- 11:30~15:00(LO 14:30)
18:00~20:30(LO 20:00)
【定休日】
- 月曜日
- 祝日、とげぬき地蔵の縁日(4の付く日)は営業、翌日に振替休業
【住所】東京都豊島区巣鴨4-14-15
【アクセス】
- 都電荒川線 庚申塚駅 徒歩3分
- 都電荒川線 新庚申塚駅 徒歩6分
- JR 巣鴨駅 徒歩13分
- 都営三田線 巣鴨駅 徒歩13分
【TEL】03-3918-3462
【席数】全20席(テーブル:5、個室:1)
【HP】https://teuchisobakikutani.com/
※料金など情報は掲載時のものになりますので、ご了承下さい。
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