東京都心の喧騒から一歩離れて、静かな自然を感じられる目白庭園。
四季折々の美しさが楽しめるこの庭園は、癒しを与えてくれるまさに都会のオアシス。
今回は、目白庭園の成り立ちや歴史、ライトアップ、カルガモの来訪、そして赤鳥庵についてご紹介します。
1.目白庭園へのアクセス
まず、JR目白駅を出ると目白通りに面します。
こちらを左へ向かい、一つ目の信号を渡り、左へ曲がります。
まっすぐ進むとベーカリー屋さんがあるので、そこを右へ曲がります。
そのまま、さらにまっすぐ進みます。
そうすると突き当たりがあるので、そちらを左に曲がります。
そうすると、またすぐ右へ曲がる道あるので、そちらを曲がります。
そのまままっすぐ進んでいくと、左側に目白庭園が見えますよ。
JR目白駅から徒歩7分ほどで到着です。
2.目白庭園の成り立ちや歴史は?
目白庭園は、1989年に開園した比較的新しい日本庭園です。
その敷地面積は約5,000平方メートル。
都会の真ん中にありながら、四季折々の自然の美しさを感じられるように工夫されています。
庭園内には池を中心に、石橋や滝、灯籠や茶室などが配置されています。
設計には、近代的な要素と伝統的な要素が絶妙に融合してる庭園とのこと。
そんな魅力あふれる目白庭園ですが、料金はなんと無料で楽しめることが出来ます。
目白庭園は近くに寄った際、回るにはちょうど良い大きさで、気軽にふらっと立ちよりやすい庭園になっています。
3.目白庭園の魅力や見どころやイベントは?体験レビュー!
【六角浮き見堂】
目白庭園に入って右側にあるのが、六角浮き見堂。
六角浮き見堂は、その名の通り六角形の形をした美しい建造物です。
池の上に浮かぶように設置されており、その独特のデザインと配置が、庭園全体の景観を引き締めています。
この浮き見堂は、写真映えするスポットとしても人気です。
結婚式の前撮りの撮影や訪れる人々は、この美しい建物を背景に写真を撮ったり、池に映るその姿を楽しんだりしています。
六角浮き見堂からは、池の周りの美しい風景を一望することができますよ。
そして屋根の頂部には、「赤い鳥」をイメージした益子焼の飾りが飾られています。
六角浮き見堂では池に泳いている鯉や、カルガモなどが近い距離で見ることができ、その姿に癒されて優雅な気分を楽しめます。
目白庭園に訪れた際は六角浮き見堂からの景色を楽しみながら、休憩してみてはいかがでしょうか?
【池】
目白庭園の池は、広さ約500㎡、深さ約1.2mの大池になります。
赤鳥庵や六角浮き見堂だけでなく、春の花々や秋の紅葉など季節の移ろいをも水面に映し、四季折々の風景をつくり出してくれます。
目白庭園には赤鳥庵という建物がありますが、その下には休憩用のベンチがあります。
こちらからのんびり目白庭園の池の様子を楽しむのもおすすめです。
【滝】
そして、目白庭園には滝があります。
滝の音が心地よく響き渡り、涼しさを感じさせてくれます。
この滝は、高さ4mの滝口から毎分3トンもの水が流れ出ているとのこと。
滝のそばには飛び石がかかっており、その上を歩くことで、滝を間近に感じることができます。
滝の水は池に流れ込み、そこでは鯉がこの暑さで参っているのか、涼んでいる姿に和みました。
【芝生】
目白庭園には広々とした芝生広場もあり、訪れた際にはリラックスできる場所となっています。
芝生の上に座って楽しんだり、家族や友人と一緒にのんびりと過ごしたりするのに最適です。
芝生の張り替えで養生していたため、しばらく入ることが出来なかった芝生でしたが、6月に終わったらしく今は入れるようになっていました。
【カルガモ】
目白庭園の池には、毎年春になるとカルガモがやってきます。
カルガモはこの庭園の常連であり、その愛らしい姿は人気があります。
特にカルガモの親子が池を泳ぐ姿はとてもかわいらしく、写真を撮る人々が後を絶ちません。
今年は残念ながら、大人のカルガモしか見ることが出来ず、上の写真は2018年5月のものになります。
カルガモの親子が庭園内を歩く姿や、池で遊ぶ様子は、都会の中で癒しと和みを感じる貴重な瞬間です。
カルガモがやってくる季節には、庭園がさらに賑やかになります。
子どもも大人も、カルガモのその愛らしさに心が和みます。
来年はその親子のカルガモの姿を見ることが出来たら嬉しいな、と思います・
【ライトアップ】
目白庭園の魅力の一つに、季節限定のライトアップがあります。
特に冬のイルミネーション時期には、庭園全体が幻想的な光で彩られます。
こちらの目白庭園のライトアップは2018年11月のもの。
ちょうど満月の日で、ライトアップもプラスして滝の音やお香も炊かれていたりと、とても幻想的な雰囲気を楽しめました。
昼間とは全く異なる表情を見せ、まるで別世界に迷い込んだかのような気分にさせてくれます。
デートや家族連れ、友人同士で訪れるのにぴったりのロマンティックな雰囲気が楽しめますよ。
【四季の花々】
目白庭園は四季折々の花々が楽しめる場所でもあります。
春には、しだれ桜やツツジが咲き誇り、庭園全体が華やかに彩られます。
梅雨の時期にはガクアジサイが見頃を迎え、涼しげな景色に。
6〜7月はビヨウヤナギやシモツケや、河原撫子(カワラナデシコ)
そして、桔梗。
夏には鬼ユリ。
秋には紅葉が美しく、ススキもあり庭園全体が赤や黄色に染まります。
そして冬には、梅の花が咲き、万両の実がなったりとまた風情のある景色が楽しめます。
四季折々の花々が咲く目白庭園は、いつ訪れても新たな風景があり、何度でも楽しむことができます。
そして、GWごろから夏の間は目白庭園の受付でラムネが販売されています。
ラムネは1本170円。
今回、こちらのラムネと手に持ながら目白庭園の探索をしましたが、子供の頃を思い出し懐かしい気分で回ることが出来ました。
目白庭園で購入した飲み物に限り、受付の左下にゴミ箱があるので、そちらに捨てて良いそうです。
この夏は、目白庭園をめぐる時はラムネで懐かしい気分を味わってみてはいかがでしょうか?
4.赤鳥庵とは?魅力と中の様子をレビュー!
目白庭園内には、「赤鳥庵」という美しい茶室があります。
赤鳥庵は、静かな佇まいと上品な雰囲気が魅力の建物で、茶道や華道などの日本文化を体験できる場所として利用されています。
京都の北山杉を用いた、木造瓦葺き平屋建ての数寄屋建築とのこと。
大正7年、鈴木三重吉によってこの地で創刊された子どものための文芸雑誌「赤い鳥」にちなんで「赤鳥庵」と名づけらたとのこと。
赤鳥庵では、定期的に茶会や文化イベントが開催されており、参加することで日本の伝統文化に触れることができます。
目白庭園での入り口には、様々なイベントの案内のお知らせがあります。
その中には赤鳥庵で開催される、かるがも茶席のイベントの案内もありました。
赤鳥庵は有料事前申し込みで、茶道・華道・句会などの趣味の集まり、その他各種会合や発表会などに利用できるとのことなので、是非興味のあるひとは問い合わせてみてくださいね。
普段は有料で貸し出されている赤鳥庵ですが、コロナ前は予約が入っていない時にお茶などを頼めば入ることが出来る「のんびりサロン」として開放されている時がありました。
以下の写真は2019年7月のものになります。
中は落ち着いた和室で、掛け軸がかけられています。
2回ほど赤鳥庵ののんびりサロンで過ごしたことがありますが、お抹茶や甘酒の提供がありました。
赤鳥庵から眺める目白庭園も、また違った趣が感じられます。
目白庭園の美しい景色を眺めながら、心静かにお茶を楽しむ時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別なひとときです。
コロナが終わってから開催されているのを今の所見ていないのですが、今後また赤鳥庵でのんびりサロンを開催してくれるといいなと思います。
【まとめ】
目白庭園は、その成り立ちや歴史、四季折々の美しさ、ライトアップ、カルガモの来訪、そして赤鳥庵と、さまざまな魅力にあふれています。
都会の中で自然と触れ合い、心身をリフレッシュするには最適な場所です。
是非、目白庭園を訪れる際には、庭園の美しい風景と静かな空間に癒されてみてくださいね。
♦︎目白庭園♦︎
【開園時間】
9:00~17:00 (7月、8月は9:00~19:00)
【定休日】
毎月第2・4月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日が休園日)
年末年始(12月29日~1月3日)
【住所】東京都豊島区目白3-20-18
【アクセス】
JR目白駅より徒歩5分
【TEL】03-5996-4810
【料金】
無料
※赤鳥庵は有料で各種会合などにご利用いただけます。(事前申し込み)
※料金など情報は掲載時のものになりますので、ご了承下さい。
目白庭園に行った帰りには、九十九餅やかき氷で有名な「志むら」で休憩するのもおすすめです♪
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